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ドロドロ血の犯人は脂質だ! |
生命維持に不可欠な「血液の健康」 |
「血液の健康」が、今、注目を集めています。雑誌やテレビでも、『ドロドロ血液から、サラサラ血液へ―』といった特集が組まれ、ちょっとしたブームといってもいいでしょう。
まず、血液がドロドロになるということはどういうことなのでしょうか? 血液をドロドロにしてしまう一番の犯人は、ご存知の通り「脂質」です。血漿に含まれる脂質が、普通より多くなり過ぎる病気を「高脂血症」といいますが、この状態になると、まさに血液はドロドロになり、血流が著しく悪くなってしまいます。
血液は、全身に酸素や栄養素を運び、同時にカラダで不要になった老廃物や二酸化炭素を回収する、私たちの生命維持に重要な役割を担っています。健康でサラサラな血液であれば、カラダの隅々までスムーズに流れ、その役割を完璧にこなしてくれるわけですが、ドロドロの状態では、その役割をキチンと果たすことができません。そして、そうした状態が慢性的に続けば、血液中のコレステロールや中性脂肪が血管の内壁に蓄積し、内壁がドロドロとした粥状に腫れ、動脈硬化になってしまいます。それが血液の流れを悪くしたり、また血栓ができた時には、血液の流れを止め、心筋梗塞や脳梗塞を引きおこします。
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流れた、流れないで一喜一憂するTV |
血液の健康は、流れの良し悪しだけでは測れない |
ドロドロ血液を放置しておけば、私たちの生命を脅かす、「動脈硬化」や生活習慣病の引き金になってしまいます。では、どのようにしてサラサラにすればいいのでしょうか? テレビでは、よく血液流動性測定装置<MC-FAN>を使い、血液の流れ(赤血球の状態)を顕微鏡下で観察して、「流れている!」「流れていない!」と、一喜一憂している場面が放映されています。そして、同時に血液をサラサラにする食品や運動なども紹介されるのが常になっています。
しかし、残念ながら、多くの番組がそのサラサラ血液の根本となる、『血液の浄化』という部分については、ほとんど触れていません。『血液の浄化』、つまり、健康な血液を作ることが、血液をサラサラにし、生活習慣病を寄せつけない強いカラダを作る。まず、そのことを強く意識していただきたいと思います。
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赤血球をイキイキ、元気に! |
血液をキレイにするビタミン・ミネラル・酵素 |
サラサラ血液のために不可欠な『血液の浄化』とは、良質の血液成分を保ち、本来、血液が持っている、免疫機能を備えた正常な血液の状態にすること。病気を寄せつけない健康な生活を送るためには、適度な運動、規則正しい生活習慣などと共に、そうした血液の浄化作用のある食品を意識して摂りたいものです。
『血液の浄化』には、赤血球をイキイキさせる抗酸化作用のあるビタミン、ミネラル、数々の酵素などの補給が欠かせません。しかし、本来、そうした栄養成分を多く含むとされてきた野菜の栄養価が、激減していることが伝えられる現代では、それらの栄養素を摂ることは容易ではありません。
健康のためには、1日200〜300gの野菜を摂ることが理想(アメリカのガン研究財団は400g〜800g以上の野菜を摂取すべきと勧告)。しかしながら、食の欧米化も手伝って、私たちは、今、慢性的な野菜不足に悩んでいるというわけです。
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