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女王蜂のスペシャルメニュー |
遺伝子の壁を越えるパワー |
古代中国では、若返りを約束する秘薬「王乳」として、また、中世ヨーロッパでは、不老長寿のクスリと謳われ珍重されてきたのがローヤルゼリーです。
ローヤルゼリーは、生後21日前後の若い働き蜂が体内で生成、頭部から分泌する乳白色のゼリー状の物質。よく混同されがちですが、花の蜜を集めた「蜂蜜」とはまったく異なるものです。
卵から生まれたすべての蜂の子は、最初の2、3日のうちはミルクのように、このローヤルゼリーを食べます。しかしその後、なかでも大きく強い幼虫だけが特別に選ばれ、ローヤルゼリーだけを一生食べる女王蜂へと成長するのです。その結果、女王蜂は遺伝子のまったく同じ働き蜂の2〜3倍の大きさになり、生涯に何十万個という卵を産みつづけます。そして寿命も、働き蜂が数ヶ月なのに対し、3〜5年という長さになります。
普通の蜂の赤ちゃんを、女王蜂という特別な存在にしてしまうローヤルゼリー。その「アンチエイジング」の作用はどこから来るのでしょうか
ローヤルゼリーがもたらす広範な効果!!
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若返りを約束する |
鍵はデセン酸と類パロチン |
ローヤルゼリーは、良質なタンパク質や糖質、必須アミノ酸、ビタミン、ミネラル類など、40種を越す栄養成分を含んだ、まさに完全食品です。
ラットをつかった動物実験では、免疫力を高める働き、血圧や血中のコレステロール、血糖を下げる効果が明らかになっていますが、そのスーパーパワーについてはまだまだ謎が多いのです。しかし、最近の研究で解明されたのが、ローヤルゼリーには、『デセン酸』(10-ハイドロキシ-δ-2デセン酸)という物質が含まれるということ。この物質は、自然界にはローヤルゼリーにしか存在を確認されていないもの。インスリンとよく似た作用があり、糖代謝を正常にする働きがあることがすでに知られています。ローヤルゼリーの多くの効果は、この『デセン酸』によるものと考えられているのです。
また、ローヤルゼリーには、人の唾液腺ホルモン「パロチン」に似た、『類パロチン』が大量に含まれています。「パロチン」は若返りホルモンとも呼ばれ、細胞の新陳代謝を活発にし、血管の老化防止作用があります。「パロチン」は、25歳ごろから体内での分泌量が低下していきますが、それによって各組織の老化がはじまるともいわれています。
ローヤルゼリーの含有成分で、もう一つ注目するべきものに、神経活動を活発にする神経伝達物質『アセチルコリン』があります。それで、現在『アセチルコリン』による痴呆予防の研究も進められているのです。
健康増進の食品として高い人気と実績を誇るローヤルゼリーですが、「アンチエイジング」の視点からも、その存在は今後ますます欠かせないものになるでしょう。
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